ごあいさつ
困難に立ち向かう医師に育て

副理事長 兼 院長
佐藤 勝彦
当院は明治29年(1896)に開祖である大原一先生が福島一の病院を作ると大志を抱いて独立開業されたことに始まります。職員一同は、野兎病の研究など先人たちが成し遂げた偉業を誇りとして、より質の高い医療サービスの提供を目指して日夜取り組んでいます。
当院は新臨床研修制度が始まる前の平成13年に臨床研修病院として認可をうけました。それ以来、若き研修医の教育にも熱心に取り組んで参りました。年数を経るに従い、研修医の数も増し、当院を巣立った研修医の活躍を耳にし、そのうちの何人かが当院に戻り立派に診療している姿をみると無上の喜びを感じます。
当院における初期研修の特徴は、研修医本位であることです。研修の根本は、「与えられるものではなく求めるものである」という理念のもと、研修医の意見を取り入れ、救急症例検討会、レジデントレクチャー、CPCなどの研修内容を進化させ、担当事務員を配置したり研修医室を設置したりと研修環境の良化にも配慮しています。特に、厚労省が求めている「プライマリ・ケアの基本的診療能力を身につける」ための救急研修では、病院全体で研修医をバックアップする体制を構築し充実を図っています。
このたびの東日本大震災では原発事故も重なり医療者のとるべき行動が問われました。臨床の現場では、困難な事態に何度も直面します。医師として成長するためには、その都度困難を乗り切ることが必要です。初期臨床研修では、医学的知識と技術はもとより医療人として必要な資質を養うことが求められます。当院での研修を通して、困難な状況にも毅然として立ち向かう医師に育ってもらいたいものです。副理事長 兼 院長 佐藤勝彦
患者の痛みが共有できる医師へ

プログラム責任者
星野 正美
平成16年4月に改正された医師臨床研修制度はインターン制度が廃止されて以来36年ぶりに抜本的な改革が行われました。 すなわち、診療に従事しようとするすべての医師は、臨床研修を受けなければならないこととされ、また、これに併せて、 臨床研修の内容の検討が進められ、医師が適切な指導体制の下で医師としての人格を涵養し、プライマリケアを中心に幅広く 医師として必要な診療能力を効果的に身につけることを義務付けられました。
当院でも医師の専門分化が進んでいる中で、医師として今後目指す専門分野の修練以前に、 より幅広く臨床科目を研修し基礎知識・技能を身につけることこそが、将来の高度な専門医および 第一線に立つ臨床医として重要かつ不可欠な要素と考え、研修プログラムの見直しを図ってまいりました。
研修医には臨床医として幅広い臨床技能を修得する必要があることから、共通教育行事として レジデントレクチャー(1回/週)、画像診断勉強会(1回/週)、病理診断勉強会(1回/月)、 小CPC(1回/月)、大CPC(1回/隔月)、医局会/合同勉強会(1回/月)、症例検討会/抄読会 (1回?2回/週※各研修科で実施)等を実施しております。
当院では、厚生労働省の初期臨床研修到達目標の修得を含め、 当プログラムの理念に掲げる「患者の痛みが共有できる医師」としての人格を養い、 日夜臨床の第一線で研修を行っています。
これから始まる2年間の初期臨床研修は、ある医師像を完成するものではなく、 あくまでも通過点であり将来の目標への基礎準備をする期間であると考えています。 ぜひ、この貴重で大事な2年間を全国から集まった医師たちと切磋琢磨し、 大きな可能性のある将来にチャレンジしてください。プログラム責任者・院長代理 星野 正美








