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理念・行動規範・理事長あいさつ

大原記念財団の理念

一般財団法人 大原記念財団 の理念   (平成24年(2012) 1月1日制定)
■ 人を愛し、病を究める ■
私たちは、すべての患者さまとご家族のために、
常に一歩先行く医療を探究し、優しさを持って
最善を尽くす医療を実践することにより、
地域から信頼される病院を目指します。
一般財団法人 大原記念財団 大原綜合病院  看護部の理念   (平成24年(2012)2月1日制定)
■ 笑顔につなげる優しい看護 ■
私たちは、人間愛にもとづき、看護職としての
知識・技術を高め、患者さまが笑顔になれるよう
ホスピタリティあふれる看護を行います。

行動規範  平成24(2012)年 1月1日制定

私たちは

  1. 1.医療安全を確立し、安心と信頼を獲得します
  2. 2.命の尊厳を深く理解し、患者さまの権利を尊重します
  3. 3.優しさを持ち、気づきの医療を実践します
  4. 4.人間性豊かな医療人となるよう、常に自己研鑽します
  5. 5.新しきことへ挑戦し、質の高い医療を創造します
  6. 6.医療人としての誇りを持ち、如何なる時も最善を尽くします
  7. 7.医療情報の共有と活用を促進し、得られた情報は厳格に管理します
  8. 8.地域社会に支えられていることを認識し、医療連携を推進します
  9. 9.相互に敬意を払い、連携を密にして組織的に行動します
  10. 10.未来への発展のために、健全経営を目指して努力します

令和4(2022)年 理事長あいさつ

大原綜合病院 理事長

新年、明けましておめでとうございます。令和4年、2022年の幕が開きました。

昨年を振り返ってみますと、やはり新型コロナウイルスに苦しめられた1年でした。特にウイルスが変異を繰り返し、その度に感染力が増して、私たちに襲いかかってまいりました。
昨年夏には、東京オリンピック、パラリンピックが開催されましたが、その前後において、日本全体がデルタ株による第5波で覆い尽くされ、医療供給体制が逼迫(ひっぱく)したことは記憶に留まっていると思います。しかしながら、ワクチン接種が進んできたところで秋になると急速に感染流行は収束に向かいました。
流行が拡大している間は、通院患者や入院患者で陽性者が出たりした影響もあって、患者数が激減して、一時は病院経営が危うくなるほどでした。しかし、感染流行がおさまった10月以降は反転攻勢ということで、診療も通常レベルに戻すことができました。
感染症を克服することが、私たち医療者の責務であると同時に病院経営にとっても重要であることを痛感させられました。

ここにきてまた、感染力がさらに強いオミクロン株が登場し、世の中は一変しています。世界的に見れば諸外国で流行の嵐が吹き荒れています。年末には、日本でもオミクロン株が確認され、各地で次々とクラスターが発生したと伝えられています。新年早々、ついに福島県でもオミクロン株の感染が確認されました。どんなに厳しい水際対策をとっていても、その網をくぐり抜けて、すでに全国各地に広がり、第6波が始まったと考えるべきでしょう。
私たち医療者がやるべきことは、地域住民へのワクチン接種を急ぎ、大流行を抑えつつ、感染者を早期発見、早期治療し、患者さまの命を救うことです。感染がおさまれば、病院経営を安定化させることにもつながりますので、しっかり取り組んで行きたいと思います。

さて、本年2022年は、私たちにとっては 開院130周年、財団設立70周年 の節目の年にあたります。
記念行事なども順次企画してまいりたいと思います。今年の運勢を見てみると “これまでの蓄積してきたことがしっかり実現する年” ということのようですので、それにあやかれるように取り組んでまいります。

新年になりまして、大原綜合病院が新病院棟となって4年目、大原医療センターが昨年4月に3病棟体制に復活してグランドオープンしたことで、急性期から回復期、精神、在宅医療までの法人内医療連携ケアシステムが整いました。
これからは、患者さまの命を守り、地域医療を発展させる、という財団の使命を一丸となってしっかり果たしていきたいと思います。

今年の抱負を3つにまとめてみました。
まず1つ目は、感染防止対策と感染の収束です。
コロナ感染症は3年目に入ります。検査体制が一般化し、ワクチン接種も行われ、治療薬も使用可能となりました。さすがに流行の収束への期待が高まっています。しかし、オミクロン株はかなり手強い相手ですので、収束するまでには、もう少し時間がかかると思われますが、それまで院内感染を起こさないよう、病院クラスターとならないようにしたいと願っています。患者の感染リスク評価を厳しく行なって感染防止対策をしっかり継続していきたいと思います。

2つ目は、医療ⅠCTを使った医療の質の向上です。
奇しくもコロナ流行が社会全体のオンライン化を推進することになりました。財団としては、コロナ流行以前から事業計画に医療ⅠCT(Information and Communication Technology)を掲げ取り組んでいたため、会議や研修会のオンライン化は早期に実現できました。新年会などのイベントもオンラインで実施しております。また、給与明細確認や災害時の安否情報確認についてもデジタル化できました。今年は、フリーWi-Fiを透析室やレディース病棟に導入して患者サービスを向上させ、利用状況をみて順次拡大を検討したいと思っています。
また、昨年から本格的に医療連携に 「キビタン健康ネット」 の利活用を始め、今後さらに病病連携での診療情報の共有を推進していきたいと思います。
一方、世の中は、デジタル庁ができたことでPHR(Personal Health Record)、すなわち患者や健診受診者が自分の診療情報を自分で持って活用できるようになっていきます。財団としてはこのようなPHR時代への対応として 「カルテコ」 を他に先駆けて導入しました。健診データを自分のスマホで見られるようになりましたので、カルテコを健康管理に役立てていただきたいと思います。
電子カルテは、診療情報の宝庫でもありますので、これを患者さまや職員へのサービス、経営管理などに積極的に役立てていきたいと考えています。このようにデジタルを活用することで、いわゆる高機能なスマートホスピタルとなって質の高い医療の提供を目指していきたいと思います。

3つ目は、積極投資と財務基盤の強化です。
令和3年度については医療機器等のインフラ整備に約3億円の投資ができました。先端的医療機器を導入することで、医療の質が向上して多くの患者さまの命が救われ、健康を取り戻していただければありがたいことです。それが評判となって 「多くの患者さまにご受診いただく → 財務基盤がしっかりして継続的な投資が可能になる → さらに多くの患者さまを診療できる」 という経営の好循環へも持っていきたいと考えています。withコロナの間にしっかり先行投資できた病院が、afterコロナで勝ち抜いていけると考えています。

以上が今年の抱負です。

2022年は、先ほども申しましたように開院130周年、財団設立70周年の節目の年にあたります。 コロナ感染症を収束させるよう一丸となって取り組み、医療ⅠCTを駆使した高機能なスマートホスピタルとして良質な医療を提供し、経営の好循環を作って経営基盤を安定化させ、みんなが笑顔になれるように頑張っていきたいと思います。
どうか本年もよろしくお願い申し上げます。

 

2022(令和4)年 1月

一般財団法人 大原記念財団
理事長 佐藤 勝彦